紗幕

これは着ぐるみ Advent Calendar 2016  17日目の記事です。

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日付がとびとびですが、投稿ペースが日付を追い越したらまだ空いてる日を埋めていく、予定です(フラグ)


 

さてさて、今日のテーマは紗幕です。

着ぐるみは基本的に中の人の顔を覆ってしまうわけですが、完全に前が見えなくては自力で動けず大変です。かといってあからさまに穴が空いていては不格好であり、キャラクターイメージも崩壊してしまいます。

その解決法のうちのひとつが紗幕【しゃまく】です。

基本的には、マスクのうち色が暗い部分、すなわち黒目の部分に開口をつくり視界を確保するわけですが、目立たないようにと開口が小さいと、狭い視界しか得ることができません。そこで、黒目のうち面積の広い部分に大開口を設け、代わりに黒目の色に合わせたメッシュ状の布等を入れることで、外からの見た目と内部からの比較的広い視界の確保を可能としたものです。

このメッシュですが、疎すぎても外から丸見え、密すぎても見えないということで、ちょうどいい繊維の密度のものを探すのに意外と苦労しました。

hn_kigは、結局 100円ショップで見つけた この 「トラベルメッシュケース M・S(セット)」のM(大きい方、色は黒)のメッシュ部分を用いました。

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一枚では薄くて心許ないので、何重かに重ねてみてテストしてみました。

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左より、なし・メッシュ1重・メッシュ2重時の視界イメージ写真

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この結果、4重ならば目透けもせず視界も得られるという結論になり、その方針で実装することにしました。

 

眼は下図の赤いエリアを切り抜き 目穴とし、そのうち半円状の広い開口部について紗幕を用いました。(ちなみに左目(図では→)のほうが開口部が広いのはハイライト(白い模様)の関係です)

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では実際の実装です。

さきほどのメッシュケースのメッシュを5cm四方程度で切り取り、同じものを4x2(両目ぶん)=8枚つくります。

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四隅をホットボンドで固め、4重状態とします。

ちなみに、重ねるときに(位相をずらす、的な感じで)穴と穴が合わないようにしました。

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これをマスク内側の半円状開口部分に合わせ、マスクとホットボンドで固定、これだけです。

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以下、片目だけ紗幕を入れて至近距離で撮影したものです。

図左では中の人の眼が見えてしまっている一方、図右ではしっかり防御できていることが確認できます。

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これで、普通の人からしたら「えっ、前見えてるの!?」と言われる着ぐるみの完成です。

現状の課題としては、紗幕を入れると視界が暗くなり・かつボケるので、勉強会・発表会のような場面*1 で聴講者としてスライドを見るのがつらいという点があり、ここは紗幕を着脱式にして解決できないか検討しているところです。

 

以上、hn_kig的紗幕のはなしでした。

*1:hn_kigが作ったプロ生ちゃんがマスコットであるコミュニティ「プログラミング生放送」では、勉強会という公式イベントを定期的に開催しており、技術的なことなどを発表する。